塾に通っても成績が伸びない子の共通点とは?原因と対策を徹底解説

成績向上

「塾に行っているのに、成績が上がらない…」
そんな悩みを抱える保護者の方は少なくありません。
お金も時間もかけているのに、成果が出なければ焦りますよね。

でも実は、成績が伸びない原因は、塾の授業の質だけではありません。
本記事では、塾に通っても思うように成績が伸びない子どもの共通点を整理し、効果的な対策法をお伝えします。

なぜ塾に通っても成績が伸びないのか?

塾は成績アップのための有効な手段の一つですが、「通わせるだけ」で結果が出るわけではありません。
塾に通っても成績が伸びない理由は、塾外の時間にも大いに関係があります
成績が伸び悩む子どもには、いくつかの共通する原因が見られます。まずはそのポイントを見ていきましょう。

成績が伸びない子の5つの共通点

1.「わかったつもり」で復習をしない


授業を聞いて理解した気になっても、復習や演習をしなければ定着しません。特に国語や数学では「解き方を思い出せるか」が大切です。理解(わかる)と定着(できる)は違います。授業でインプットをした後に、必ず復習する時間を設けましょう。

2.「受け身」の学習姿勢

「なんで勉強しなきゃいけないの?」
この問いに、子ども自身が答えられないまま机に向かっても、力はつきません。
能動的に質問したり、自ら学習計画を立てる意識が不可欠です。

そのためには、大人が言う「将来のため」「受験のため」ではなく、勉強の目的を「自分ごと」として捉え、子ども自身が納得する目的を持てているかが重要です。

3.家庭学習の質と量が足りない

成績の伸びは「塾:家庭=3:7」とも言われます。
家庭学習が不十分な場合、学んだ内容はすぐに忘れてしまいます。

塾の授業は週に数時間です。お子様の勉強時間の全てを占めるわけではありません。
それ以外の時間にどのような勉強をどれくらいの時間行うのか計画を立て、実践することが大切です。

4.塾と家庭の学習スタイルがちぐはぐ


家庭では教科書中心、塾では応用中心など、方針が一致していないと子どもが混乱します。
塾と家庭の連携や目的のすり合わせが重要です。

実はこのパターンは教育熱心なご家庭に多いです。
「これもさせなきゃ」という気持ちは痛いほど分かりますし、塾側としても有り難いことですが、無謀な学習計画になっていないか、親のエゴが先行して子どもが置いてけぼりになっていないか、一度立ち止まって振り返ってみてください。

5.親が「塾に任せきり」になっている


成績は子ども本人だけの問題ではありません。
親が塾の方針や子どもの様子に無関心だと、子どももモチベーションを保ちづらくなります。

勉強の内容自体を教える必要はないですが、子どもの様子を気にかけ、勉強しやすい環境を整えてあげましょう。思春期や反抗期でなかなか家で会話をしてくれない場合でも、子ども達は親の働きかけをしっかりと受け止めてくれていますし、感謝もしていますよ。粘り強く関わってあげてくださいね。

塾を活かして成績を伸ばすための3つの対策

1. 学習内容の「見える化」と振り返り

どの単元ができていて、どこが苦手か。ノートやテスト結果をもとに、親子で「できている・できていない」を可視化しましょう。親と子で学習内容に対して共通認識を持つことが大切です。
また、成長が目に見えることで、子どもにも達成感が生まれます。
反対に、目で見える形に残していない場合、子どもはすぐに忘れます。
「うちの子は同じミスを何回もしてしまう」という場合には、必ず目に見える形に残しましょう。

大人としては「できていない部分」に目が行きがちですが、そこをぐっと抑えて、「できている部分」をしっかりと認めてあげてください。テストの点数が80点なら、8割は褒められますよ。

振り返りの際には、次回同じミスをしないよう、具体的なミスの種類をノート等に書き出し、次のテストの直前に見るようにすると効果的です。

2. 家庭学習の習慣づけ

学校・塾の宿題以外に、「自分で計画を立てて進める時間」を、1日のはじめに15〜30分でも設けてみてください。
自分で立てた計画を達成できたという小さな成功体験を積むことで、自立した学習者へと育っていきます。
週ごとのスケジュール帳を準備すると管理がしやすいです。

初めは間違いなくうまくいきません。
そもそもそれができるのなら、苦労はしていないはずですからね。
ただし、諦めたら負けです。
ご家庭だけで管理が難しい場合には、塾に協力を仰ぎましょう。そうすることで、家庭の塾の共通認識も増え、家庭での勉強の様子もわかるため、指導がしやすいです。

スケジュール帳を準備し、勉強の計画を立てましょう。徐々に上手になっていきます。長い目で見ましょう。

3. 塾との定期的なコミュニケーション

面談や報告書だけでなく、保護者側からも塾にコンタクトを取り、学習の方向性を確認することが大切です。
講師との連携で、より的確なサポートが可能になります。

声かけや勉強には適切なタイミングがあります。
機を逃すと効果が薄まってしまうことが多いため、疑問が湧いてきたらそのタイミングですぐに相談をすると良いと思います。

塾への相談のタイミングを逃さない!即行動です。

🐧適切なサポートを

この記事では、塾に通っても思うように成績が伸びない子どもの共通点を整理し、効果的な対策法をお伝えしました。

塾はあくまで「ツール」です。その効果を最大限引き出すには、塾の授業をしっかり受けるだけでなく、家庭での学習習慣親のサポートが不可欠です。
塾に通わせているのに伸び悩んでいる…と感じたときは、今回紹介した5つの共通点を見直し、できることから改善してみましょう。

お子様の可能性を、塾と家庭の両輪で伸ばしていきましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました